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捨てずに活かす!使わないモノで始めるSDGsと家計に優しいヒント

Tags: SDGs, リユース, 節約, 家庭, 片付け

増えがちな「使わないモノ」に、SDGsと家計に良い方法があることをご存知ですか

日々の暮らしの中で、いつの間にか増えてしまうモノたち。子供の成長に合わせて不要になった服やおもちゃ、衝動買いしてしまった雑貨、もう読まなくなった本など、あなたの家にも「使わないモノ」があるのではないでしょうか。

これらのモノをどうするかは、多くの人が悩むポイントかもしれません。捨てるにも分別が面倒だったり、まだ使えるのに捨てるのはもったいないと感じたりすることもあるかと思います。

実は、この「使わないモノ」との向き合い方一つで、SDGsへの貢献にもなり、さらには家計にも嬉しい変化をもたらす可能性があるのです。今回は、使わないモノを賢く手放し、活かすための具体的なヒントをご紹介します。

なぜ「使わないモノ」がSDGsに関わるのでしょうか

私たちがモノを手放すとき、多くはごみとして処理されます。ごみを燃やしたり埋め立てたりすることは、環境に負荷をかけるだけでなく、本来まだ使えるはずだった資源を無駄にすることでもあります。

SDGsの目標の一つに「目標12:つくる責任 つかう責任」があります。これは、持続可能な生産と消費のパターンを確保することを目指す目標です。私たちがモノを大切に長く使ったり、必要としている人に譲ったりすることは、この目標の達成に貢献します。

使わないモノを単に捨てるのではなく、他の方法で「活かす」ことは、資源を循環させ、ごみを減らすサステナブルな社会づくりにつながる大切なアクションなのです。

使わないモノを「活かす」具体的なヒント

では、具体的にどのような方法で、使わないモノをSDGsに貢献させながら、家計にも優しく手放すことができるのでしょうか。いくつかのヒントをご紹介します。

1. リユースショップやフリマアプリを活用する

まだ使える状態の衣類、バッグ、靴、本、CD、DVD、おもちゃ、ベビー用品、小型家電などは、リユースショップに買い取ってもらったり、フリマアプリやネットオークションで販売したりすることができます。

実践のヒント: * フリマアプリを使う場合は、商品の状態がよく分かるように写真を丁寧に撮り、説明文を詳しく書くと購入されやすくなります。 * リユースショップに持ち込む場合は、事前にどんなモノを買い取っているか、特定の時期に買い取り強化しているモノはないかなどを調べていくとスムーズです。 * 子供服やおもちゃなど、成長に合わせて不要になるモノは、状態が良いものを選んで定期的に見直すと良いでしょう。子供と一緒に「これはもう使わないけど、誰かが使ってくれるかな?」と話しながら準備するのも学びになります。

2. 家族や友人、知人に譲る

身近な人に「こんなモノがあるけれど、必要ない?」と声をかけてみるのも良い方法です。特に子供服や育児グッズなどは、成長段階が異なる家族や友人同士で譲り合うことがよくあります。

実践のヒント: * 無理強いせず、相手が必要としているか確認することが大切です。 * 状態の良いモノを選んで譲るようにしましょう。

3. 地域のフリーマーケットや交換会に参加する

自治体やNPO、地域団体などが主催するフリーマーケットや、モノの交換会などに参加してみるのも面白い試みです。

実践のヒント: * お住まいの地域の広報誌やウェブサイトでイベント情報をチェックしてみましょう。

4. 自治体の資源回収や拠点回収を利用する

古紙、古布、プラスチック容器、小型家電など、多くの自治体では特定の品目の資源回収を行っています。また、蛍光灯や乾電池などの回収ボックスが公共施設やスーパーマーケットに設置されていることもあります。

実践のヒント: * お住まいの自治体の分別・回収ルールを改めて確認することが大切です。ルールに従うことで、スムーズにリサイクルルートに乗せることができます。

小さな一歩から始めてみませんか

使わないモノを賢く「活かす」ことは、地球の資源を守り、ごみを減らすというSDGsの目標達成につながるだけでなく、収入になったり、不要な出費を抑えたりと、私たちの家計にも良い影響をもたらします。

一度にすべてを完璧に行う必要はありません。まずは「これならできそう」と思う方法から、小さな一歩を踏み出してみてください。例えば、一カ所に集めている読み終わった本をリユースショップに持って行ってみる、サイズアウトした子供服をフリマアプリに出品してみるなど、手軽なことから始めてみるのも良いでしょう。

使わないモノとの向き合い方を変えることは、モノを大切にする気持ちを育み、よりサステナブルな暮らしを送るための一歩になります。無理のない範囲で、楽しみながら取り組んでいただけたら嬉しく思います。